アクティブウィンドウに対して、キーボードから入力された場合と同じ状態でキーストロークを送信します。
SendKeys は Macintosh と UNIX プラットフォームではサポートされません。また、Domino/Notes® でもサポートされません。
SendKeys string [ , processNow ]
string
任意の文字列式。アクティブウィンドウに送るキーストロークの列を指定します。
string 内でキーストロークを繰り返すには、{key count} コードを使用します。この場合、key は繰り返すキーストロークで、count は繰り返す回数です。例えば、{RIGHT 3} は、右矢印キーを 3 回押すことを表します。
key と count の間には必ず空白を入れてください。そうしないと、誤ってファンクションキーと解釈される可能性があります。例えば、{F 4} は文字 F を 4 回押すことを表しますが、{F4} は [F4] ファンクションキーを押すことを表します。
processNow
オプション。任意の数値です。ゼロ以外の値は TRUE と解釈されます。ゼロ (0) は FALSE と解釈されます。
processNow の既定値は FALSE です。通常は、processNow に TRUE を指定します。
SendKeys ステートメントはモジュールレベル (Domino 設計要素の中など) では使用できません。 Windows 環境では、WScript.Shell オブジェクトを作成して SendKeys メソッドを使用します。
通常のキーボードの文字や単語を送るには、A や 8 や DIR のように単純に string 内に文字を記述します。
[Tab] や [Back Space] などの表示されないキーや、[Page Up] などアクティブウィンドウ内で動作するキーなどは、次の表にあるキーコードを string に使用します。
| キー |
コード |
|---|---|
| [Back Space] |
{BS} または {BKSP} または {BACKSPACE} |
| [Break] |
{BREAK} |
| [Caps Lock] |
{CAPSLOCK} |
| [Clear] |
{CLEAR} |
| [Delete] |
{DEL} または {DELETE} |
| 下矢印 |
{DOWN} |
| [End] |
{END} |
| [Enter] |
~ または {ENTER} |
| [Esc] |
{ESC} または {ESCAPE} |
| ヘルプ |
{HELP} |
| [Home] |
{HOME} |
| [Insert] |
{INSERT} |
| 左矢印 |
{LEFT} |
| [Num Lock] |
{NUMLOCK} |
| [Page Down] |
{PGDN} |
| [Page Up] |
{PGUP} |
| 右矢印 |
{RIGHT} |
| [Scroll Lock] |
{SCROLLLOCK} |
| タブ |
{TAB} |
| 上矢印 |
{UP} |
| ファンクションキー |
{F1} から {F16} |
次の文字を string に含めるには、中カッコで囲みます。
| 文字 |
コード |
|---|---|
| 中カッコ |
{{} または {}} |
| 大カッコ |
{[} または {]} |
| キャレット |
{^} |
| カッコ |
{(} または {)} |
| パーセント記号 |
{%} |
| プラス記号 |
{+} |
| チルダ |
{~} |
次の表は、[Alt]、[Ctrl]、[Shift] キーとの組み合わせで押されるキーの表現方法を示しています。
| 組み合わせキー |
コード |
例 |
|---|---|---|
| [Alt] |
% |
%{F4} は [Alt] + [F4] キーです。 |
| [Ctrl] |
^ |
^{F4} は [Ctrl] + [F4] キーです。 |
| [Shift] |
+ |
+{F4} は [Shift] + [F4] キーです。 |
組み合わせキーを一連のキーに適用するには、その列をカッコで囲みます。例えば、+(xy) は、[Shift] キーを押しながら [x] キーと [y] キーを押すことを示します。これは +x+y と同等です。
SendKeys は、Windows プログラムや OS/2 プレゼンテーションマネージャプログラムでないウィンドウにキーストロークを送ることはできません。また、[Print Screen] キーはどのプログラムにも送れません。さらに OS/2 プレゼンテーションマネージャのウィンドウが、SendKeys を呼び出しているプログラムと同時に実行されている場合、SendKeys によってプレゼンテーションマネージャのウィンドウにキーストロークを送ることはできません。
string に次のいずれかの要素が含まれていると、「不正な関数呼び出し」エラーとなります。
Shell が開始したプログラムに対してキーストロークを送るには、SendKeys を Shell ステートメントの後で使用すると便利です。ただし、Shell を使用したとしても、次のステートメントを実行する前にプログラムがロードされているという保証はありません。